発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004248912
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高校生以下の半月損傷を,円板状メニスクスを除く半月単独損傷(SC群),円板状メニスクス(DM群),前十字靱帯損傷合併例(ACL群)に分け,臨床像と治療成績について検討した.DM群は中学生と高校生の新学年に多くみられた.SC群は高校男子に多く,受傷半月は外側が多く,臨床像は円板状メニスクス損傷に類似しているが,縫合可能な損傷が多かった.ACL群は高校生女子に多く,60%に縫合術が行われ,再鏡視所見は良好であった.治療成績は3群とも良好であったが,DM群の離断性骨軟骨炎を合併した1例は骨片が癒合せず自家骨軟骨移植を要した
©Nankodo Co., Ltd., 2004