論述
10年以上経過したペルテス病の予後とその検討
小野 勝雄
1
,
伊藤 惣一郎
1
,
井村 正明
1
,
渡辺 好博
1
Katsuo ONO
1
1新潟大学医学部整形外科学教室
pp.389-396
発行日 1975年5月25日
Published Date 1975/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905176
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はじめに
ペルテス病は比較的子後良好な疾患とされているがその経過は長期にわたり,しかも遊びざかりの学童や学齢期に近い幼児に好発するため,その治療期間短縮と同時に骨頭変形防止を目的として多くの治療方法が試みられてきた.
最近は治療しながら教育もできる施設で多く取扱われるようになつてきており,新潟地方でも昭和42年以降は大部分の患児が肢体不自由児施設,"はまぐみ学園"で教育と治療を同時にうけている.
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