Japanese
English
論述
ペルテス病早期の予後影響因子について
Factors Influencing the Prognosis of Perthes' Disease in Early Stage
亀ケ谷 真琴
1
,
井上 駿一
1
,
高橋 弦
1
,
山口 喜一郎
1
,
土屋 恵一
2
,
秋田 徹
3
Makoto Kamegaya
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
2県立佐原病院整形外科
3君津中央病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Chiba University School of Medicine
キーワード:
ペルテス病
,
Perthes'disease
,
予後影響因子
,
prognostic factors
Keyword:
ペルテス病
,
Perthes'disease
,
予後影響因子
,
prognostic factors
pp.1247-1255
発行日 1985年11月25日
Published Date 1985/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907289
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抄録:ペルテス病早期の予後影響因子について,過去11年間にTachdjian型装具で加療した49例50関節を,6歳未満(A群)6歳以上(B群)の2群に分け検討した.その結果では,発症年齢で諸家の一致する如く,A群に成績良好例が多く見られた.また,Catterallの分類でIII,IV型の高度壊死例,Head at riskでは,subluxationが壊死期終了時で健側との差が3mm以上の例,Metaphysisのdiffuse typeのcystを有する例,それぞれが予後不良因子となった.そこで,単一因子のみでは正確な予測ができにくいため,その3者の組合せによって予測を試みたところ,definitely poorは,A群では,CatterallのIV型でsubluxationとdiffuse typeのcystを有するもの,B群では,III IV型でやはり両者を有するものとなった.
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