論述
ボルトによる膝関節固定術の考案
小林 勝
1
,
沢村 誠志
1
,
村田 秀雄
1
,
中島 咲也
1
,
藤田 久夫
2
Masaru KOBAYASHI
1
1兵庫県リハビリテーションセンター整形外科
2神戸大学医学部整形外科学教室
pp.808-812
発行日 1974年10月25日
Published Date 1974/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905055
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はじめに
膝関節の固定術式は極めて多彩である.その中でもKey(1932)の圧迫固定の方法から発展したCharnley(1948)法が今日では頻用されている.この方法のすぐれた成績は広く認められているが,術後四週間の臥床を余儀なくするということは致命的な欠点といえる.そこで術直後より移動動作が簡便で,しかもCharnley法と同様のすぐれた成績をえることを目的として本法を試みるに到つた.
本法は強靱なbolt 2本で交叉圧迫する簡単な方法である.
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