Japanese
English
特集 日常生活動作
上肢関節可動域と日常生活動作
Relationship between Range of Motion of the Upper Extremity and Activities of Daily Living
古田 恒輔
1
,
村田 秀雄
1
,
小林 勝
1
,
谷合 義旦
1
,
畑吉 節未
1
Tsunesuke FURUTA
1
,
Hideo MURATA
1
,
Masaru KOBAYASHI
1
,
Yoshiaki TANIAI
1
,
Kiyomi HATA
1
1兵庫リハビリテーションセンター
1Hyogo Rehabilitation Center.
pp.3-11
発行日 1982年1月15日
Published Date 1982/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102551
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はじめに
PT・OT場面で患者を評価し日常生活動作(以下ADLとする)が困難かまたはできない場合,可動域(以下ROMとする)や筋力のどこに問題があるのかを探り,そのADLの中でどのようなROMと筋力が必要かを考え,おのおのの満たない部分の改善を行うよう治療プログラムは立てられる.しかしROMや筋力の問題,加えて痛みなどの問題が混在するような疾患の場合,それらの原因解析は非常にむずかしく,曖昧になりがちである.
これらを整理して考えるために,我々は障害の原因となるROM・筋力などの種々の因子とADLとの間に基本動作という概念をとり入れてみた.
今回は,その中で基本動作の一部であるリーチとROM・ADLの関係を調べたので報告する.
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