臨床経験
特発性大腿骨骨頭無腐性壊死のレ線所見と病理所見
片山 雅宏
1
,
山本 龍二
1
,
片山 国昭
1
,
田那村 宏
1
,
下島 治
1
,
鈴木 純一
1
Masahiro KATAYAMA
1
1東急病院整形外科
pp.1051-1063
発行日 1973年12月25日
Published Date 1973/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904928
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成人における大腿骨々頭の無腐性壊死は,頸部内側骨折,脱臼などの後にしばしばみられるが,特発性の骨頭壊死は比較的稀なものとされる.諸外国では,1924 Schmorlの報告があつて以来Freund5),Coste2),Patterson19),d'Aubigne15)等によりかなりの症例数をみる.本邦ではこの数年来,発生原因・病理組織・動物実験・治療法などにつき詳しい論文が次第に多くみられるようになつた.我々も,最近,4例7関節を経験したので,そのレ線像病理所見を主にして報告する.
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