論述
特発性大腿骨頭無腐性壊死骨頭骨髄静脈造影について
石垣 一之
1
,
安藤 御史
1
,
大脇 康弘
1
,
近沢 良
1
,
長谷川 充孜
1
,
藤田 正光
1
,
斎藤 克登之
1
,
加藤 哲也
1
Kazuyuki ISHIGAKI
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
pp.561-568
発行日 1973年7月25日
Published Date 1973/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904860
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近年,特発性大腿骨頭無腐性壊死患者は,増加の傾向にある.しかも,外来を訪ずれる患者は中期,末期が多く,collapseが大きいものまたは,広範な関節軟骨の剥離,亀裂が起つているものが,大半を占め,しばしば治療に困難を覚える.これは,自覚症状がレ線所見に遅延するためである.それ故に我々は,特発性大腿骨頭無腐性壊死の骨頭骨髄静脈造影の特徴的所見を分析することにより,本検査法が早期発見の手段となり,かつ治療の選択の指針になりうるかを追求した.
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