臨床経験
Acrosyndactyly
村上 隆一
1
,
矢部 裕
1
,
山根 宏夫
2
Ryuichi MURAKAMI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
2公務員共済立川病院整形外科
pp.1047-1055
発行日 1972年12月25日
Published Date 1972/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904781
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指趾の奇形の中で,合指症は比較的高頻度に存在する.1944年Bunnellは,末梢部は癒合し中枢部が離開する合指症をAcrosyndactylismと命名したが,この形の合指症は日常比較的稀にしか遭遇せず,私達の調査し得た限りでは,本邦において未だまとまつた報告をみない.
私達は最近,6例のAcrosyndactylyを経験したので,その成因と治療に関して若干の考察を加えて報告する.
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