臨床経験
Recurrent branchに主病変のあつた手根管症候群の治験例
久保井 二郎
1
,
山根 宏夫
2
,
矢部 裕
3
Jiro KUBOI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
2国家公務員共済立川病院整形外科
3名古屋保健衛生大学医学部整形外科学教室
pp.430-433
発行日 1974年5月25日
Published Date 1974/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904994
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手根管症候群は欧米において多数の報告がなされ,本邦においても田島ら5),山岡ら7)の多数例の報告がある.しかし,母指球の筋萎縮のみを主徴とする手根管症候群の報告は比較的少なく,本邦においてその詳細な報告はみられない.
われわれは母指球の筋萎縮を主徴とし,recurrent branchに主病変のあつた手根管症候群の1例を経験したので報告する.
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