学会印象記
第1回バイオメカニズム・シンポジウムをふりかえって
山内 裕雄
1
1順天堂大学医学部整形外科学教室
pp.790-792
発行日 1970年10月25日
Published Date 1970/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904465
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まえがき
Waseda Handでつとに有名な,早稲田大学理工学部加藤一郎教授が中心となつて過去2年来「人工の手研究会」が持たれ,すでに15回の研究発表会が行なわれて来たが,今回,この会が主催で,第1回バイオメカニズム・シンポジウムが45年8月29・30・31の3日間にわたつて,伊豆半島は下田のさき,弓が浜に面する南伊豆国民休暇村にて開催された.
計測自動制御学会・視聴覚情報研究会・日本ME学会・日本自動制御協会・日本人間工学会・日本リハビリテーション医学会が協賛しているということでも想像つくであろうが,まことに幅の広い会であり,約150名の参会者のほぼ2/3がEngineering側,1/3がMedical側で26演題もほぼ同じような割合で両者からのものであつたが,MとEとの協同研究が漸く盛んになりつつあるので,演題も明確にはMのもの,Eのものとは区別がつき難いものが多く,それ故にこそ,この様な会が持たれたことの大きな意義があるものと思われた.
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