論述
先天股脱に対する減捻内反骨切り術について
赤星 義彦
1
,
森 英吾
1
,
松永 隆信
1
,
野坂 健次郎
1
Yoshihiko AKAHOSHI
1
1岐阜大学医学部整形外科学教室
pp.756-764
発行日 1970年10月25日
Published Date 1970/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904460
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いとぐち
先天股脱の早期発見,早期治療の普及化につれて非観血的治療成績は著しく向上してきたが,なお初期治療後の遺残性亜脱臼や難治性脱臼例は少なからずわれわれの外来を訪れる.
このような症例は第1表にみられるようなさまざまな股関節機構の欠陥ないしは異常を有しており,歩行荷重に伴いさらに2次的変化が互いに絡みあつて助長され,将来変形性股関節症へ進展してゆくことは明らかである.
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