Japanese
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論述
先天股脱に対する減捻内反骨切り術,骨盤骨切り術の治療成績の比較
Follow-up results of the detorsion-varus osteotomy and pelvic osteotomy for congenital dislocation of the hip
井村 慎一
1
,
長治 孝雄
1
,
中瀬 裕介
1
,
辻 成人
2
Shinichi IMURA
1
1金沢大学医学部整形外科学教室
2石川整肢学園
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Kanazawa University
pp.47-55
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908553
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はじめに
先天股脱の保存的ならびに観血的治療後にみられる臼蓋形成不全,大腿骨頸部前捻増強,外反股などの大腿骨骨頭の求心性不良に対し,減捻,減捻内反骨切り術,臼蓋形成術,骨盤骨切り術などの補正手術が行なわれてきた.
減捻,減捻内反骨切り術,あるいは内反骨切り術などの大腿骨切り術は大腿骨頸部の異常を矯正し,大腿骨骨頭の求心性を獲得することにより,その後の股関節の正常な発育を促すものであるのに対し,臼蓋形成術,骨盤骨切り術は主として臼蓋に対する補正を行ない,その後の良好な股関節発育を期する方法である.
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