論述
人工関節軟骨を加味したTotal hip prosthesis
服部 彰
1
,
臼本 順一
1
,
戸沢 一馬
1
,
三浦 利治
1
,
大西 優
1
,
鳥越 紘二
1
Akira HATTORI
1
1東北大学整形外科教室
pp.505-513
発行日 1970年7月25日
Published Date 1970/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904423
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疼痛,運動障害を主訴とする先天股脱に続発する脱臼性股関節症や,切除,摘出が有効な比較的良好な骨腫瘍とか,いずれは阻血性壊死に陥る運命にある大腿骨頸部骨折などは人工関節がその適応となりうる場合が多いと考えられる.
また臼が手術により堀さくされる必要のあるときはもちろん,臼側が正常あるいはほぼ正常である場合であつても骨頭側を人工骨頭で置換する場合,とくに患者が肉体労働に従事するときや臼底の骨質に骨粗鬆症が存在するような場合には臼側にも人工骨頭に適応した人工臼が装用さるべきである.
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