装具・器械
P.T.B.免荷歩行ギプスの試み
鳥巣 岳彦
1,2
,
光安 元夫
1,2
,
松本 道太郎
1,2
,
松永 等
1,2
,
原 武郎
3
,
松本 義康
4
Takehiko TORISU
1,2
1九州労災病院整形外科
2九州大学医学部整形外科
3九州労災病院理学診療部
4九州リハビリテーシヨン大学校教育部
pp.777-782
発行日 1967年7月25日
Published Date 1967/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904268
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近年,medical rehabilitationの概念の目覚しい普及によつて,骨折治療に占める後療法の役割がいよいよ重要視されてきた.しかし,われわれ整形外科医にとつては,骨折の治療に後療法という一つの区切りを設けることなく,骨折の癒合が完成した時には,すでに機能においても完全に回復していることが理想であることは論を待たない.われわれはその理想に一歩近づくべく,最近進歩した義肢学の理論をギプス包帯法に応用した「P.T.B.免荷歩行ギプス包帯法」を考案し,その実地応用に2年間の経験を積みかさねた結果,用うべき方法であると確信しうるに至つたので,この新しい歩行ギプス包帯法をここにご紹介し,ご批判を仰ぐとともにご追試をお願いする次第である.
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