論述
変形性股関節症の治療例の検討
猪狩 忠
1
,
星 秀逸
1
,
箱石 勝見
1
,
高橋 繁夫
1
Tadashi IGARI
1
1岩手医科大学整形外科学教室
pp.490-504
発行日 1969年7月25日
Published Date 1969/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904095
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関節の老化の代表的なものは変形性関節症である.本症は慢性に退行変化と増殖性変化が同時におこり,徐々に進行して関節に変形をみる疾患である.とくに疼痛のため作業能力が低下し,日常生活の上でも大なり小なりの制約をうける.
近時,変形性関節症中,頻度のたかい変形性股関節症に対し,各方面から検索がすすめられているが,その病像が多彩で,成因についても論議が多く,治療方法にも一長一短があり,必ずしも治療体系が確立されているわけではない.
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