境界領域
整形外科領域における超音波の治療的応用
青木 虎吉
1
,
数井 英雄
1
,
瀬戸 英武
1
,
三枝 清純
1
,
小林 孝光
1
,
和賀井 敏夫
2
Torakichi AOKI
1
1順天堂大学医学部整形外科学教室
2順天堂大学医学部外科学教室
pp.402-411
発行日 1969年5月25日
Published Date 1969/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904080
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超音波の医学的応用は近年ますます活発に研究されるようになり,臨床医学の立場からだけでも診断,治療両面にわたり研究がすすめられている.とくに診断的応用は各科領域,各種疾患について,あるものは日常臨床において使用され,種々の特徴や利点とともに診断学領域において新しい分野を開拓するまでに発展してきた.整形外科領域においてもこの例にもれず,種々研究が行なわれており,これに関しては本誌(臨整外,2(8):879,1967)に紹介した.一方,超音波の治療的応用は,整形外科領域に属する疾患を多く対象として研究が行なわれてきたという歴史的経過もあり,今回は整形外科領域からみた超音波の治療的応用について,当教室における研究を中心に報告する.
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