臨床経験
先天性とおもわれる環軸椎脱臼の1治験例
小野 啓郎
1
,
小田 義明
1
,
亀井 正幸
1
,
緒方 晴男
1
,
大田 寛
1
,
岸田 雄之
1
,
大本 晃生
1
Keiro ONO
1
1大阪大学医学部整形外科学教室
pp.369-374
発行日 1969年5月25日
Published Date 1969/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904076
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先天性の環軸椎脱臼は,外傷や炎症性疾患に由来する脱臼と異なるいろいろの特徴をもつている.また,かならずしも神経症状をともなうものではないが,軽微な衝撃によつてひとたび麻痺の現われた場合には,症状は進行性か,ないしは,すこぶる難治である.
保存療法はまず無効であるが,手術も,他のcraniovertebral anomaly同様に困難なものがある.
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