Japanese
English
論述
高齢者大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術の費用対効果向上の試み
Cost Performance of Immediate Weight Bearing After Cemented Femoral Head Prosthesis for Senile Femoral Neck Fractures
佐藤 智太郎
1
,
関 泰輔
1
,
石田 義博
1
Tomotaro Sato
1
1半田市立半田病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Handa City Hospital
キーワード:
femoral head prosthetic replacement
,
大腿骨人工骨頭置換術
,
femoral neck fracture
,
大腿骨頚部骨折
,
cost performance
,
費用対効果
Keyword:
femoral head prosthetic replacement
,
大腿骨人工骨頭置換術
,
femoral neck fracture
,
大腿骨頚部骨折
,
cost performance
,
費用対効果
pp.1103-1106
発行日 2000年9月25日
Published Date 2000/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903084
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抄録:高齢者大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術の医療費の現状と節滅の可能性について検討した.外国製のインプラントを使用して2週間程度の安静期間をとっていた1993-94年の時期と,国産の人工骨頭で術後早期荷重をした1997-99年の時期の各30例についてレセプトを含めて調査した.後者の方が退院可能な症例が多く(21:27例),入院期間が短く(59.2:23.5日),さらに入院,手術に要した費用が大幅に減少した(256:168万円).短期のX線写真の経過観察では,早期荷重によってインプラントの緩みが増加したとはいえなかった.人工骨頭を院内の在庫とすることで早期に手術が可能であった.インプラントの差額は病院にとっての収益となりうると考えられた.
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