Japanese
English
論述
revision前十字靱帯再建術式における問題点とその解決方法
Problems in Revision Anterior Cruciate Ligament Reconstruction Techniques and Their Solution
安田 和則
1
,
大越 康充
2
,
真島 任史
2
,
井上 雅之
2
,
辻野 淳
2
,
金田 清志
2
Kazunori Yasuda
1
1北海道大学整形外科
2函館中央病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hokkaido University School of Medicine
キーワード:
前十字靱帯
,
anterior cruciate ligament
,
再建術
,
reconstruction
,
再手術
,
revision
,
ハイブリッド代用材料
,
hybrid substitute
Keyword:
前十字靱帯
,
anterior cruciate ligament
,
再建術
,
reconstruction
,
再手術
,
revision
,
ハイブリッド代用材料
,
hybrid substitute
pp.259-266
発行日 1994年3月25日
Published Date 1994/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901316
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抄録:ACL再建術自験例361例中で経験したrevision ACL再建症例15例を対象とし,revision ACL再建術の問題点とその解決方法を明らかにした.初回手術時の代用材料は自家腱およびLeeds-Keio人工靱帯が用いられていた.骨孔位置の不良は初回手術失敗の大きな原因となっていた,関節内からの自家材料の除去は通常の手術手技で容易であったが,関節内に位置した人工靱帯の完全除去は容易ではなかった.正しい位置に新しい骨孔を作成することはrevision手術における最大の問題点の一つであり,特に既存の骨孔が軽度前方に存在する場合には,関節内開口部は近似していても他の部位が空間的に異なるように新しい骨孔を作成することが必要であった.どうしても適正な骨孔を作成できない2症例ではover-the-top routeを使用した.自家屈筋腱および人工材料からなるハイブリッド代用材料とstapleの組み合わせは.revision ACL再建術においても高い有用性,汎用性が期待された.
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