Japanese
English
手術手技 私のくふう
RAの手指尺側偏位に対する中手骨短縮骨切り術
Metacarpal Shortening Osteotomy in Rheumatoid Arthritis
政田 和洋
1
,
橋本 英雄
1
,
吉中 康高
1
Kazuhiro Masada
1
1大阪労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka Rosai Hospital
キーワード:
rheumatoid arthritis
,
慢性関節リウマチ
,
metacarpal shortening osteotomy
,
中手骨短縮骨切り術
,
ulnar deviation
,
尺側偏位
Keyword:
rheumatoid arthritis
,
慢性関節リウマチ
,
metacarpal shortening osteotomy
,
中手骨短縮骨切り術
,
ulnar deviation
,
尺側偏位
pp.745-749
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903012
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抄録:RAの手指尺側偏位に対する中手骨短縮骨切り術を紹介し,5人14指の短期成績を報告した.この方法はRAの外反母趾に対する第1中足骨の短縮骨切り術(Weil)を中手骨に応用したものであり,骨間筋の起始部より遠位で骨切りを行い,中手骨を5~7mm短縮することにより骨間筋の拘縮を除去しようとするものである.1例を除いてcrossed intrinsic transferを同時に行った.術後は全例に良好な骨癒合が得られ尺側偏位もよく矯正された.可動域は術前,屈曲が平均80°,伸展が平均-60°と著明に制限されていたが,術後は皮膚の部分壊死をきたした1例以外は屈曲が平均70°,伸展が平均-20°であり,屈曲の減少はあるものの伸展は大きく改善していた.本術式は,MP関節破壊を伴わない尺側偏位に対する優れた術式である.
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