Japanese
English
論述
リウマチ手の尺側偏位について
富田 満夫
1
,
渋谷 俊隆
1
,
石橋 盟士
2
Mitsuo TOMITA
1
1長崎大学医学部整形外科学教室
2長崎市立市民病院整形外科
pp.584-589
発行日 1968年7月25日
Published Date 1968/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903945
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はじめに
慢性関節リウマチにおける手指の尺側偏位(ulnar deviation)は日常生活動作,特に手指の巧緻運動に与える影響は大で,その成因については今なお論議され興味深い問題としえよう.われわれの調査結果では付表に示すようにリウマチ患者総数112名中手に変形を有する患者95名,尺側偏位の認められる例は右26例,左16例(19%)で諸家の報告20〜30%にほぼ一致している.この変形が右に多いことは,日常生活における右手使用の頻度と橈側からの圧迫がその成因または進行過程に関与するものと思われ,尺側偏位における把持動作,特にpinchの変化を観察して2,3の知見を得たが,この変形の成因と治療についてもわれわれの考えや経験を述べてみたい.

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