Japanese
English
手術手技 私のくふう
FluoroscopyおよびCTガイド下による経皮的椎体形成術
Percutaneous Vertebroplasty Guided by a Combination of CT and Fluoroscopy
小西 均
1
,
寺井 祐司
2
,
臼井 正明
2
,
渡邊 唯志
2
Hitoshi Konishi
1
1岡山市立せのお病院整形外科
2岡山市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Okayama Seno Hospital
キーワード:
polymethylmethacrylate
,
骨セメント
,
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral fracture
,
椎体圧迫骨折
Keyword:
polymethylmethacrylate
,
骨セメント
,
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral fracture
,
椎体圧迫骨折
pp.737-743
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903011
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抄録:高度の骨粗鬆症に伴う脊椎圧迫骨折のうち椎体圧潰の進行し疼痛の持続する症例に対して,局所麻酔下に経皮的にpolymethylmethacrylate(PMMA)を注入し除痛と局所の安定をはかる治療を行ったので報告する.対象は明らかな外傷なく脊椎圧迫骨折を生じた8例(男性4例,女性4例)であり,術後経過期間は平均12カ月であった.fluoroscopyとCTを併用することにより安全かつ正確に骨セメントの注入が可能となる.成績は無効1例,有効7例であり,手術直後より著明な除痛効果が得られることが特徴である,局所の痛みは再発を認めていない.X線上も椎体の圧潰の進行はなく骨セメントのゆるみも認めていない.手術侵襲は小さく除痛効果も優れていることから,進行性で痛みの強い脊椎椎体圧潰例に対して考慮すべき治療法と考える.
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