Japanese
English
◆短報
リウマチ手に対する尺側偏位矯正装具(Thomas改良型)について
Ulnar drift splint (moditied Thomas) for the rheumatoid hand
清瀬 浩子
1
,
櫛辺 勇
1
,
大野 博司
1
,
富永 通裕
1
,
阿部 宗昭
2
,
小野村 敏信
2
Hiroko Kiyoshe
1
,
Isamu Kushibe
1
,
Hiroshi Ono
1
,
Michihiro Tominaga
1
,
Muneaki Abe
2
,
Toshinobu Onomura
2
1大阪医科大学附属病院リハビリテーションセンター
2大阪医科大学整形外科教室
1Osaka Medical College Hospital Department of Rehabilitation
2Department of Orthopedic Surgery, Osaka Medical College
キーワード:
リウマチ手
,
尺側偏位
,
矯正装具
Keyword:
リウマチ手
,
尺側偏位
,
矯正装具
pp.722-726
発行日 1989年10月15日
Published Date 1989/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:慢性関節リウマチ患者の手の尺側偏位に対して用いる装具として,Thomas型の使用材料に改良を加えたところ,機能性,装着感共に良好と評価できるものとなった.
今回は,この改良型装具の製作方法を詳しく述べた.さらに,本装具と他のタイプの装具を健常者装着させ,比較検討を行った.その結果,改良型は他の装具が持つ動作時の疹痛,動作により変化する手の形態への適応困難という問題を,ほぼ解決し得る装具であることが明ちかになった.
しかし,この改良型装具においてもいくらかの問題点は残されているので,今後もデザイン,材料について更に改良を加えてゆく必要があると考えている.
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