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特集 脊椎外科最近の進捗―脊椎骨切り術と脊椎再建を中心として―(第27回日本脊椎外科学会より)
骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折に対するリン酸カルシウム骨セメント椎体内注入補塡術
Calcium Phosphate Cement Injection for Osteoporotic Vertebral Fracture
山本 博司
1
,
柴田 敏博
1
,
池内 昌彦
1
Hiroshi Yamamoto
1
1高知医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kochi Medical School
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral fracture
,
脊椎圧迫骨折
,
calcium phosphate cement
,
リン酸カルシウム骨セメント
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
vertebral fracture
,
脊椎圧迫骨折
,
calcium phosphate cement
,
リン酸カルシウム骨セメント
pp.435-442
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902683
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抄録:脊髄・神経麻痺を伴わない骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折症例に対し,当初はペースト状であるが,次第に硬化するリン酸カルシウム骨セメント(CPC)を注入補填し,椎体の力学的強化と修復を図る治療法の開発を試みているので,報告し検討する.
実験的に,6匹の骨粗鬆犬の腰椎に作成した骨孔にCPCを注入し,3,6,および12カ月後に,力学的検査と組織学的観察を行った.CPC注入椎体は非注入椎より力学的に高い強度を示し,CPC周囲には新生骨による被覆が進んでいることが確められた.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.