Japanese
English
臨床経験
大腿骨骨折術後化膿性骨髄炎に対する抗生剤混入骨セメント髄内釘による治療経験
Treatment for Postoperative Osteomyelitis with Antibiotics Polymethylmethacrylate Naili
稲田 充
1
,
今泉 司
1
,
上村 万治
1
,
山田 邦雄
1
,
高田 直也
1
,
金 嘉朗
1
,
谷川 智康
1
,
門司 貴文
1
,
高橋 育太郎
1
Atsushi Inada
1
1小牧市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Komaki City Hospital
キーワード:
postoperative osteomyelitis
,
術後骨髄炎
,
antibiotics polymethylmethacrylate naili
,
抗生剤含有骨セメント釘
,
débridement
,
掻爬
Keyword:
postoperative osteomyelitis
,
術後骨髄炎
,
antibiotics polymethylmethacrylate naili
,
抗生剤含有骨セメント釘
,
débridement
,
掻爬
pp.349-351
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902951
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抄録:大腿骨骨折手術後の骨髄炎の治療は,保存的治療が無効な場合には病巣掻爬術や洗浄などの手術法が選択され,掻爬後は局所の抗生剤投与もしくは死腔充填術が行われている.病巣内の異物である内固定材は抜去することが一般的である.しかし,骨髄炎を鎮静化するには局所の安静は重要な要素であり,骨癒合が得られていない場合,創外固定や牽引などの他の固定法が必要となる.そこで,われわれは,抗生剤混入骨セメントを髄内釘に付着させた髄内釘を考案し,大腿骨骨折の術後骨髄炎をきたした症例3例に対して1997年より使用し良好な結果を得た.
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