Japanese
English
シンポジウム 大きな骨欠損に対する各種治療法の利害得失
外傷性骨欠損に対する骨延長術
Distraction Osteogenesis for Traumatic Tibial Bone Defect
根上 茂治
1
,
杉山 貢
1
,
岡本 連三
1
,
腰野 富久
2
Shigeharu Negami
1
1横浜市立大学救命救急センター
2横浜市立大学医学部整形外科
1Critical Care and Emergency Medical Center, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
tibial fracture
,
下腿骨折
,
bone defect
,
骨欠損
,
distraction osteogenesis
,
骨延長
Keyword:
tibial fracture
,
下腿骨折
,
bone defect
,
骨欠損
,
distraction osteogenesis
,
骨延長
pp.253-258
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902385
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抄録:新鮮下腿骨折による𦙾骨骨幹部骨欠損に対し骨延長を用いた再建術を行った.症例は7例7肢で,全例男性で年齢は19~43歳であった.イリザロフ創外固定器装着後,骨欠損端より約1cm離れた部で𦙾骨前方および内方に2カ所ずつ計4個のドリルホールを開け,そこを通してワイヤーを留置した.骨膜が温存された部で骨切りを行い骨延長を行った,7例全例で骨欠損は補填され,骨癒合を得た.骨欠損補填長は5~9cm(平均7cm)であった.創外固定装着期間は175~291日であった.2年2ヵ月から5年4ヵ月の経過観察期間で,骨欠損補填部の再骨折はなかったが,骨接合部の再骨折,感染が2例にみられた.これらの2症例は再度創外固定し,切開,洗浄,デブリードマンを行い感染を鎮静化させ,海綿骨移植を行い骨癒合を得た.
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