Japanese
English
シンポジウム 腰椎変性疾患に対するspinal instrumentation―適応と問題点―
腰椎変性疾患に対するinstrumentationの是非―pedicle screw法への疑問
Is Spinal Instrumentation Necessary for Lumbar Degenerative Disease?
本間 信吾
1
Shingo Honma
1
1市立札幌病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Sapporo City General Hospital
キーワード:
posterolateral fusion
,
後側方固定術
,
noninstrumented arthrodesis
,
内固定金属非使用固定
Keyword:
posterolateral fusion
,
後側方固定術
,
noninstrumented arthrodesis
,
内固定金属非使用固定
pp.1299-1302
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902303
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抄録:腰椎変性疾患に対するinstrumentation(特にpedicle screw法)の使用について私見を述べた.pedicle screw法は強い固定力を持つため,脊椎alignmentの矯正が可能である.しかし,神経根と直交するため本質的に危険な方法であり,その合併症は重篤なものが多い.従って適応は厳選されるべきである.本法を使用する際は,失敗の許されない熟達した手技が要求される.上方,一椎間であれば従来の後側方固定術でも十分良い結果が期待できる.後側方固定術の成功の要点はinstrumentを使用することではなく,decorticationを含めた移植母床の作成と豊富な骨移植にあり,この基本手技を会得することが重要であることを強調した.
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