Japanese
English
臨床経験
筋肉内に発生した腫瘤型サルコイドーシスの2例
Two Cases of Sarcoidosis of Palpable Muscle Nodules Type
米田 岳史
1,2
,
千福 健夫
1
,
福井 潤
1
,
北田 力
1
,
細井 孝純
3
,
立花 暉夫
4
Takeshi Komeda
1,2
1済生会中和病院整形外科
2奈良県立医科大学整形外科
3済生会中和病院外科
4大阪府立病院内科
1Department of Orthopaedic Surgery, Saiseikai Chuhwa Hospital
キーワード:
sarcoidosis
,
サルコイドーシス
,
palpable muscle nodules type
,
筋肉内腫瘤型
,
MRI
,
磁気共鳴画像
Keyword:
sarcoidosis
,
サルコイドーシス
,
palpable muscle nodules type
,
筋肉内腫瘤型
,
MRI
,
磁気共鳴画像
pp.851-854
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901953
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抄録:筋肉内腫瘤型サルコイドーシスの2例を経験したので文献的考察を加えて報告した.1例は43歳の女性で四肢多発型,他の1例は53歳の女性で,大胸筋内単発型であった.2症例とも血液検査上異常はなかったが,MRIにて腫瘤の中心部は低信号,腫瘤周囲を高信号域が取り囲むという特徴的な輪状像が認められた.この所見は,筋肉内腫瘤型サルコイドーシスの診断に極めて有用な画像情報であると考えられた.この2例に摘出術を実施し,サルコイドーシスの典型的な組織学的所見を得た.
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