Japanese
English
検査法
MRIが診断に有用であった骨折の4例
Diagnostic Value of Magnetic Resonance Imaging in Four Cases of Fracture
藤田 昌彦
1
,
山根 敏彦
1
,
宗圓 聡
1
,
濱西 千秋
1
,
田中 清介
1
Masahiko Fujita
1
1近畿大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kinki University School of Medicine
キーワード:
magnetic resonance imaging
,
磁気共鳴画像
,
fracture
,
骨折
Keyword:
magnetic resonance imaging
,
磁気共鳴画像
,
fracture
,
骨折
pp.729-734
発行日 1996年6月25日
Published Date 1996/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901928
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抄録:われわれは臨床的には骨折と考えられるものの,単純X線像にて明確な骨折所見を認めない4症例に対してMRIを施行した.受傷後早い時期ではT1強調像で低信号領域,T2強調像で高信号領域の所見が得られた.この所見はその後のX線像にて骨折が明らかになったことから,受傷後早い時期での骨折診断に有用な所見であることがわかった.また,受傷から約2カ月のT1強調像で低信号領域,T2強調像で低信号領域の所見が得られた.このことから骨折のMRIで特にT2強調像は経時的に変化し,これにより骨癒合の状態が把握できると考えられた.
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