Japanese
English
シンポジウム 腰椎変性すべり症の手術
後側方固定とpedicle screwの併用
Posterolateral Fusion with Pedicle Screw System for Degenerative Spondylolishesis
司馬 立
1
Ritsu Shiba
1
1東京慈恵会医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, the Jikei University School of Medicine
キーワード:
degenerative spondylolisthesis
,
腰椎変性すべり症
,
pedicle screw fixation
,
ベディクルスクリュー法
,
spinal canal stenosis
,
脊柱管狭窄症
Keyword:
degenerative spondylolisthesis
,
腰椎変性すべり症
,
pedicle screw fixation
,
ベディクルスクリュー法
,
spinal canal stenosis
,
脊柱管狭窄症
pp.39-44
発行日 1996年1月25日
Published Date 1996/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901809
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抄録:腰椎変性すべり症は,脊椎不安定性として捉えられるが,手術適応となる症例はほとんどが脊柱管狭窄症の症状を訴えるものである.したがって,後方除圧と固定とが最も合理的な治療法と考える.後側方固定術とpedicle screwの併用は,良好な脊柱アライメント下での骨癒合を得ることが可能であり,本症に適した手術法である.
pedicle screw法は,重大な合併症を惹き起こす危険性があるが,手術手技を習熟し,十分な術前検討を行うことにより,それら合併症は防止し得るものである.しかしながら,骨粗鬆症を有する症例や,術前に後屈位でのX線像で局所後弯の矯正されない症例に対しては,後側方固定術とpedicle screw systemの使用には限界があるものと考える.
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