Japanese
English
検査法
椎弓切除術後症例に対する超音波検査の応用経験
Postoperative Ultrasonography of the Spinal Cord
木下 知明
1
,
舘崎 愼一郎
1
,
望月 真人
2
,
長谷川 雄一
3
,
佐藤 哲造
1
,
山口 潔
1
,
六角 智之
1
,
守屋 秀繁
2
Tomoaki Kinoshita
1
1千葉県がんセンター
2千葉大学医学部整形外科
3成田赤十字病院検査部
1Division of Orthopaedics, Chiba Cancer Center Hospital
キーワード:
超音波検査
,
ultrasonography
,
脊髄
,
spinal cord
,
術後脊髄超音波検査
,
postoperative spinal sonography
Keyword:
超音波検査
,
ultrasonography
,
脊髄
,
spinal cord
,
術後脊髄超音波検査
,
postoperative spinal sonography
pp.1263-1267
発行日 1993年11月25日
Published Date 1993/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901243
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抄録:椎弓切除症例に対し,超音波検査により術後経皮的に脊髄の観察を行い,その有用性を示唆する所見を得た.対象は,肺癌胸椎転移により椎弓切除後放射線治療が行われた1例(74歳男性),胸髄硬膜外腫瘍(急性骨髄性白血病)により片側椎弓切除後化学療法が行われた1例(57歳男性)の計2例である.術後の経皮的走査でも椎弓切除範囲内の脊髄,馬尾の病態観察は可能で,その経時的変化から各々放射線療法,化学療法の効果が確認された.簡便性,動的病態の描出能など,超音波検査には優れた利点があり,椎弓切除術後の病態評価の一手段として超音波検査は有用である.
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