Japanese
English
シンポジウム 膝十字靱帯再建における素材の選択
LAD補強
ACL Reconstruction Augmented with the LAD
石橋 俊郎
1
,
水田 隆之
2
,
山本 晴康
1
,
宗田 大
1
,
朝比奈 信太郎
1
,
林 承弘
2
,
星野 明穂
2
,
古屋 光太郎
1
Toshiro Ishibashi
1
1東京医科歯科大学整形外科
2川口工業総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokyo Medical Dental University
キーワード:
前十字靱帯再建術
,
anterior cruciate ligament reconstruction
,
LAD
,
ligament augmentation device
Keyword:
前十字靱帯再建術
,
anterior cruciate ligament reconstruction
,
LAD
,
ligament augmentation device
pp.1267-1270
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900982
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抄録:1986年から89年の間にLADを補強材として用いた前十字靱帯再建術163の臨床成績を検討した.自家組織としてQTSを用いた群を後療法の早さで2群に分け,膝屈筋腱を用いた群と比較した.QTSを用いた後期手術例及び膝屈筋腱を用いた群は自覚症状,安定性,可動域の点でほぼ良好であったが,膝伸筋力の回復について,膝屈筋腱を用いた群が優れていた(QTS:73%,膝屈筋腱:87%).これは,自家組織の採取部位の影響と思われた.術後の再鏡視では,膝屈筋腱を用いた群の84%が良好な所見であった.合併症として,再断裂が4例(2.5%),補強材を用いた影響と思われる慢性水腫が7例(4.3%)にみられた.
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