Japanese
English
整形外科基礎
有限要素法による椎体骨梁形成シミュレーション―特に正常骨と粗鬆骨での骨梁形態の差の生じる理由
Simulation of Trabecular Architecture Formation of Normal and Osteoporotic Vertebral Bone Using Finite Element Method
上尾 豊二
1
,
堤 定美
2
Toyoji Ueo
1
1玉造厚生年金病院
2京大生体医療工学研究センター
1Tamatsukuri Koseinenkin Hospital
キーワード:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
骨構造
,
internal architecture of bone
,
生体力学
,
biomechanics
,
有限要素法
,
finite element method
Keyword:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
骨構造
,
internal architecture of bone
,
生体力学
,
biomechanics
,
有限要素法
,
finite element method
pp.809-814
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900893
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抄録:骨構造の解析は,既に出来上がった骨構造についての生体力学的分析を行うものであった.逆に,その骨構造がなぜそのような形態でなければならないかについての分析は困難であったといえる.その目的のためには,全く無定型の状態から生体力学的な要請に適合して発生する骨構造をシミュレートする必要がある.
我々は骨が形成されていく過程を有限要素法を用いコンピュータでシミュレーションする事に成功した.この手段を用いて骨粗鬆症に見られる椎体骨梁パターンがカルシウム不足の状態下で最も力学的に適応していることを明らかにした.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.