Japanese
English
論述
血流シンチによる骨悪性腫瘍術前療法の早期効果判定
RI Pletysmography in the Early Evaluation of Preoperative Treatment for Malignant Bone Tumorss
松本 誠一
1
,
川口 智義
1
,
真鍋 淳
1
,
黒田 浩司
1
,
小山田 日吉丸
2
,
山田 康彦
2
,
古屋 光太郎
3
,
礎辺 靖
3
Seiichi Matsumoto
1
1癌研究会附属病院整形外科
2癌研究会附属病院アイソトープ部
3東京医科歯科大学医学部整形外科学教室
1Cancer Institute Hospital Department of Orthopedic Surgery
キーワード:
血流シンチ
,
radionuclide pletysmography
,
術前化学療法
,
preoperative chemotherapy
Keyword:
血流シンチ
,
radionuclide pletysmography
,
術前化学療法
,
preoperative chemotherapy
pp.17-24
発行日 1992年1月25日
Published Date 1992/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900760
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抄録:99mTc-HSA(human serum albumin)を用いた血流シンチによって,14例の骨原発悪性腫瘍の術前療法の効果判定を行った.その結果,2例のtelangiectatic typeの骨肉腫では,治療前後での血流の変化に乏しく血流シンチの診断的価値は低かった.一方,他の12例においては,治療経過とともに血流の変化する様子が血流シンチにて鋭敏に観察され,特に2例においては,他の検査に先立って化学療法が有効か否かを判定することが可能であった.これより,腫瘍の血流の変化を非侵襲的に測定しうる血流シンチは,形態の変化をみる他の画像検査と併用することにより,治療効果の早期判定に有用であった.
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