Japanese
English
論述
人工膝関節片側置換術の成績
Result of Unicompartmental Knee Arthroplasty
湯口 真弓
1
,
東倉 萃
1
,
井上 尚美
1
,
水野 直樹
1
,
小島 敦
1
,
鏡味 毅
1
,
水野 秀朗
2
Mayumi Yuguchi
1
1中部労災病院整形外科
2聖霊病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Chubu Rosai Hospital
キーワード:
人工膝関節片側置換術
,
umicompartmental knee arthroplasty
,
変形性膝関節症
,
osteoarthritis of the knee
,
マーマー型人工膝関節
,
Marmor modular knee
Keyword:
人工膝関節片側置換術
,
umicompartmental knee arthroplasty
,
変形性膝関節症
,
osteoarthritis of the knee
,
マーマー型人工膝関節
,
Marmor modular knee
pp.11-16
発行日 1992年1月25日
Published Date 1992/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900759
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抄録:1976年から1989年までに施行したMarmor typeの人工膝関節片側置換術のうち,一年以上経過観察し得た29例33膝を対象として,術後成績,X線所見を中心に問題点を検討した.手術時平均年齢65.0歳,術後平均経過年数6.7年で,疾患は変形性膝関節症25例,その他4例であった.臨床成績は,術前平均58.3点が術後平均84.0点と改善し,屈曲角度も120度以上が57%と満足できる結果を得,29膝88%は経過良好である.4膝にlooseningを認めたが,すべて脛骨コンポーネントのsinkingが原因で,容易に全置換術に移行可能だった.これらは,FTAの矯正不足,厚さ6mmのtibia plateau使用などが原因であった.したがって,手術手技と,厳格な手術適応に注意すれば,大変有効な手術法と考えられ,さらに,脛骨コンポーネントにMiller/Galante typeを使用することによって,短期成績ではあるが,より好成績を得ることができた.
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