Japanese
English
臨床経験
脛骨遠位部Triplane fracture 4例の治療経験
Four Cases of Triplane Distal Tibial Epiphyseal Fracture
芝 昌彦
1
,
益子 秀久
1
,
橋本 靖
1
,
池田 正則
2
,
佐藤 啓三
2
,
松原 司
3
,
水野 耕作
3
Masahiko Shiba
1
1三菱神戸病院整形外科
2灘金沢病院
3神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Mitsubishi Kobe Hospital
キーワード:
Triplane fracture
,
脛骨遠位部
,
distal tibial epiphysis
,
骨端離開
,
epiphyseolysis
Keyword:
Triplane fracture
,
脛骨遠位部
,
distal tibial epiphysis
,
骨端離開
,
epiphyseolysis
pp.785-789
発行日 1991年6月25日
Published Date 1991/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900378
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抄録:Triplane fractureは骨折面が3平面に存在する立体的な骨折で,比較的稀な骨折である。今回我々はその4症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
症例は男性2例,女性2例で,受傷時年齢は12歳3ヵ月~16歳6ヵ月(平均13歳11ヵ月)であった.受傷原因は階段から飛び降りたもの2例,高跳びで着地に失敗したもの1例,バレーボールで転倒したもの1例であったが,受傷機転はいずれもはっきりしなかった.保存的治療2例,徒手的に整復できず観血的治療を要したもの2例であった.受傷後5ヵ月~18ヵ月の経過観察では4例とも足関節の疼痛,可動域制限もなくスポーツ可能である.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.