Japanese
English
臨床経験
両側𦙾骨内果疲労骨折の1例
Stress Fracture of the Bilateral Medial Malleolus : A Case Report
櫻吉 啓介
1,2
,
小林 尚史
1
Keisuke Sakurakichi
1,2
1珠洲市総合病院整形外科
2市立輪島病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Suzu General Hospital
キーワード:
stress fracture
,
疲労骨折
,
medial malleolus
,
内果
,
sport injury
,
スポーツ傷害
Keyword:
stress fracture
,
疲労骨折
,
medial malleolus
,
内果
,
sport injury
,
スポーツ傷害
pp.1251-1254
発行日 1998年10月25日
Published Date 1998/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902560
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抄録:両側𦙾骨内果疲労骨折の1例を経験したので報告した.症例は13歳の男子中学生.バスケットの練習中に右足関節内側に疼痛が出現し当科受診.X線像では,𦙾骨下関節面と内果関節面の境界部からほぼ垂直に内上方に向かう骨折線を認め,𦙾骨内果疲労骨折と診断した.保存的に経過観察を行っていたが,疼痛の再発と骨折線が明瞭となったため,初診から7カ月後にスクリューにて固定した.初回手術から9カ月後,左足関節内側に疼痛が出現し来院.X線像では右側術前と同様の骨折線を認め,手術を行った.
本症例の特徴として,凹足の存在,回内度の減少,内果傾斜角の増大が認められ,このことが疲労骨答を引き起こした要因になったと推察した.
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