増大号特集 絶対! 整形外科外傷学
column
外傷を解く
鳥谷部 荘八
1,2
Sohachi TORIYABE
1,2
1独立行政法人国立病院機構仙台医療センター形成外科手外科
2東北ハンドサージャリーセンター
1Department of Plastic Reconstructive and Hand Surgery, Sendai Medical Center Hospital
2Tohoku Hand Surgery Center
pp.687
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203002
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外傷には時間制限があります.
そこには変性疾患,腫瘍,麻痺,先天異常などにはない緊迫感があります.待ったなしの外傷は,まさに何があるかわからない.予想だにしない状況に陥ることも稀ではありません.そこに外傷の怖さ,面白さ,醍醐味があると言ってもいい.外傷好きの医師はそこにヒリヒリし,うまく切り抜け解決することで達成感,いやエクスタシーすら感じます.重度四肢外傷,多発外傷などは1つとして同じ損傷はなく,無限のバリエーション(問題)があります.それをどうやって1つひとつクリアしてゆくのか……?
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