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特集 整形外科医×関節リウマチ診療 今後の関わり方を考える
今後のリウマチ診療において,整形外科医がどのように関わっていくか—リウマチ外科医の立場より
Current Status and the Future of Orthopedic Surgery for Patients with Rheumatoid Arthritis
針金 健吾
1
,
持田 勇一
1
,
稲葉 裕
2
Kengo HARIGANE
1
,
Yuichi MOCHIDA
1
,
Yutaka INABA
2
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリウマチ膠原病センター
2横浜市立大学大学院医学研究科運動器病態学教室(整形外科)
1Center for Rheumatic Diseases, Yokohama City University Medical Center
2Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama City University
キーワード:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
RA
,
手術療法
,
surgical treatment
Keyword:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
RA
,
手術療法
,
surgical treatment
pp.861-869
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202388
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関節リウマチ(RA)に対する手術は近年減少傾向にあるとの報告が多い.われわれの施設では手術件数は年間80〜100件で推移しているが,その内訳は膝や股関節などの大関節手術が減少し,足趾や手指などの小関節手術の割合が増加している.生物学的製剤時代の昨今,RA薬物治療に関わる整形外科医は減少していると思われるが,適切なタイミングで手術を勧めることができるのは整形外科医によるRA診療の利点である.また内科医や開業医で薬物療法を行っている症例でも,関節注射や定期的な関節評価などにRA整形外科医が介入し,治療困難症例を少しでも減らせるような連携が今後ますます重要である.
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