Japanese
English
誌上シンポジウム 患者の満足度を高める関節リウマチ手術
関節リウマチの肘関節手術の現状と展望
Current Status and Future Prospects of Surgeries for the Rheumatoid Elbow
那須 義久
1
,
西田 圭一郎
2
Yoshihisa NASU
1
,
Keiichiro NISHIDA
2
1岡山大学病院整形外科
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科生体機能再生・再建学講座(整形外科)
1Department of Orthopaedic Surgery, Okayama University Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences
キーワード:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
RA
,
人工肘関節置換術
,
total elbow arthroplasty
,
TEA
,
滑膜切除術
,
synovectomy
Keyword:
関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
RA
,
人工肘関節置換術
,
total elbow arthroplasty
,
TEA
,
滑膜切除術
,
synovectomy
pp.1213-1219
発行日 2019年12月25日
Published Date 2019/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201534
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人工肘関節置換術(TEA)をはじめ,関節リウマチ(RA)では肘関節の障害に対して手術が必要となる例が以前は多くみられていた.薬物療法の進歩により減少はしているものの,手術適応症例がなくなることはない.本邦では優れた非連結型人工関節が開発され,特に最近いくつかの機種において10年以上にわたって90%を大きく上回るインプラント生存率など,優れた臨床成績が相次いで報告されている.今後は多関節罹患例や高度関節破壊例の減少と,インプラント性能・術式が改善されることでRA肘の手術成績はさらに向上するものと期待される.
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