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特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療
ロコモティブシンドロームと腰部脊柱管狭窄症
Relationship Between Locomotive Syndrome and Lumbar Spinal Canal Stenosis
藤田 順之
1
Nobuyuki FUJITA
1
1藤田医科大学医学部整形外科学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, Fujita Health University
キーワード:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
脊柱管狭窄症
,
spinal canal stenosis
Keyword:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
脊柱管狭窄症
,
spinal canal stenosis
pp.153-158
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202254
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腰部脊柱管狭窄症患者では,殿部から下肢の疼痛やしびれ感が生じ,時に移動機能が低下し,生活活動や社会参加が制限されることもある.本稿ではこれまでに報告されている研究結果から,①腰部脊柱管狭窄症とロコモの関連,②ロコモの観点からみた腰部脊柱管狭窄症手術の有用性について概説する.臨床判断値として,ロコモ度3が新たに導入されたことにより,今後,腰部脊柱管狭窄症患者のロコモ度はその重症度の指標となり,また,手術などの治療介入の目安となることが期待される.
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