Japanese
English
特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療
超高齢社会におけるロコモティブシンドロームの意義
Significance of Locomotive Syndrome in Super-Aged Society
江畑 功
1
Kou EBATA
1
1横須賀共済病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokosuka Kyosai Hospital
キーワード:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
超高齢社会
,
super-aged society
Keyword:
ロコモティブシンドローム
,
locomotive syndrome
,
超高齢社会
,
super-aged society
pp.123-127
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202249
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
日本は世界有数の超高齢社会へとなってきている.しかし平均寿命と健康寿命の差は男性で約9年,女性で約12年と言われており,その間は何らかの介護や支援を必要としているものと考えられる.近年では要支援・要介護になる原因の第1位は運動器の障害であり,これらへの対策は急務となっている.外傷や疾病の予防や治療は重要であるが,運動機能の維持のためには若年層からの予防的取り組みが必要である.日本整形外科学会は2007年に「ロコモティブシンドローム」を提唱し,広く啓発に努めてきた.まさに若年層からの運動習慣が大事であることをアピールしており,超高齢社会においてその意義は非常に大きい.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.