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特集 ロコモティブシンドローム臨床判断値に基づいた整形外科診療
ロコモ度テスト1万人調査の調査結果と今後の展望
Results and Future Prospects of a Cross-Sectional Nationwide Locomotive Syndrome Study in Japan
山田 恵子
1
Keiko YAMADA
1
1東京大学医学部附属病院企画情報運営部
1Department of Healthcare Information Management, The University of Tokyo Hospital
キーワード:
ロコモ度テスト
,
locomotive syndrome risk test
,
移動機能低下
,
decrease in mobility
,
全国調査
,
nationwide study
Keyword:
ロコモ度テスト
,
locomotive syndrome risk test
,
移動機能低下
,
decrease in mobility
,
全国調査
,
nationwide study
pp.147-152
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202253
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2017〜2019年に全国大規模横断調査(ロコモ度テスト1万人調査)を行い,ロコモ度テストの年代・性別参照値を作成し,性別・年代が移動機能低下に及ぼす影響も検討した.3つのテストで移動機能は男女ともに20代が最も高く,30〜40代の壮年層でも徐々に低下し,60歳以上では加速して低下した.しかし,低下の仕方については,テストごとに少しずつ異なる特徴があった.よって評価には,各テストの特性と,評価する対象群の性・年齢をよく把握する必要がある.さらに現在はこのデータを活用して,移動機能の低下と関連する因子の検討が進行している.
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