最新基礎科学/知っておきたい
慢性痛を基礎研究から考える
河谷 正仁
1
,
河谷 昌泰
2
Masahito KAWATANI
1
,
Masahiro KAWATANI
2
1社会福祉法人りんごの里福寿園
2名古屋大学大学院医学研究科
pp.1376-1379
発行日 2021年11月25日
Published Date 2021/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202186
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
痛み研究の歴史を振り返ると,1980年代における「パッチクランプ(Patch-clamp)法」,1980〜2000年代の「分子生物学的な手法」,1990〜2000年代の「ヒト脳の機能的イメージング法」など,その時代ごとの実験手法の発展に伴って知見が大きく更新されているように思う.本稿では①現代の痛み研究が用いる技術,②現在の痛み研究が取り組む問題,の2点についてこれから研究を始めようとするかたがたへ紹介することを目的とした.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.