技術講座 一般
検体の取り扱い方
田中 和雄
1
1日大駿河台病院検中
pp.77-79
発行日 1975年4月1日
Published Date 1975/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200768
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一般検査室で取り扱う検査材料には,尿,糞便をはじめ,胃,十二指腸液,穿刺液など多種のものがあり,これらを用いて生化学的な定性試験,定量試験,形態学的な検査や微生物学的な検査などが行われている,また,尿検査については,PSP排泄試験やFishbergの濃縮試験,クリアランス試験などの負荷試験なども実施している所もある.一般検査に用いられるこれらの検体は,採取方法,保存法が正しく守られない限り,誤った成績を示すことが多く,疾患の診断や治療にも大きな影響を及ぼすことになる.従って,一般検査に用いる検査材料も正しい取り扱い方については熟知しておくことがきわめて大切である.
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