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臨床経験
癌治療科主治医は癌の脊椎転移に対し,脊椎外科医に何を期待しているのか?—当院の意識調査から
What Thing Do Medical Doctors, Who Treat Spinal Metastasis Due to Cancer, Expect for Spine Surgeon? What Should We Do?: A Survey in Our Hospital
田中 誠人
1
,
重松 英樹
1
,
城戸 顕
2
,
川崎 佐智子
1
,
須賀 佑麿
1
,
山本 雄介
1
,
田中 康仁
1
Masato TANAKA
1
,
Hideki SHIGEMATSU
1
,
Akira KIDO
2
,
Sachiko KAWASAKI
1
,
Yuma SUGA
1
,
Yusuke YAMAMOTO
1
,
Yasuhito TANAKA
1
1奈良県立医科大学整形外科
2奈良県立医科大学リハビリテーション科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nara Medical University
2Department of Rehabilitation, Nara Medical University
キーワード:
脊椎転移
,
spinal metastasis
,
キャンサーボード
,
cancer board
,
意識調査
,
awareness survey
Keyword:
脊椎転移
,
spinal metastasis
,
キャンサーボード
,
cancer board
,
意識調査
,
awareness survey
pp.1127-1131
発行日 2020年10月25日
Published Date 2020/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201815
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背景:当院では院内の骨転移患者の早期把握に努めてきた.しかし,現状の方法ではまだ不十分な印象がある.
方法:当院のがん診療科主治医に対して,脊椎転移患者に関するアンケートを行った.
結果:脊椎転移の診療経験は74%であり,その多くは治療方針に難渋していた.キャンサーボード(CB)の認知度は42%であり,活動内容の認知度,症例提示の経験はさらに少なかった.
まとめ:CBの認知度は低く,脊椎転移患者への早期対応が十分ではないことが判明した.CBの周知徹底と対応窓口を新たに設置する必要があると考えた.
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