誌上シンポジウム 小児の脊柱変形と脊椎疾患—診断・治療の急所
緒言
吉川 一郎
1
Ichiro KIKKAWA
1
1自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児整形外科
pp.2
発行日 2019年1月25日
Published Date 2019/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201252
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
小児脊柱変形でよくみられる「特発性側弯症」は思春期女子に多く,診断は容易であり,その保存療法も手術治療もおおむね確立された感があるが,学童期側弯症や乳幼児期側弯症は頻度も低く,進行例に対する治療は難しい.
また,様々な形態を呈する先天性側弯症の治療はバランスのとれた疼痛のない脊柱をどの時点で獲得するかという治療戦略が必要である.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.