Japanese
English
シンポジウム 大腿骨頭壊死症の最近の進歩
Nontraumatic Osteonecrosisの原因と病態についての考察
Concepts of Etiology and Pathogenesis of Nontraumatic Osteonecrosis
J. P. Jones Jr.
1
,
大園 健二
2
,
斉藤 正伸
2
1Diagnostic Osteonecrosis Center and Research Foundation
2大阪大学医学部整形外科学教室
キーワード:
骨壊死
,
osteonecrosis
,
脂肪塞栓
,
fat embolism
,
病因
,
pathogenesis
Keyword:
骨壊死
,
osteonecrosis
,
脂肪塞栓
,
fat embolism
,
病因
,
pathogenesis
pp.1219-1225
発行日 1988年10月25日
Published Date 1988/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907962
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抄録:アルコール中毒患者,ステロイド大量投与例などの骨壊死の原因となる疾患には,脂肪塞栓をおこしうる病態が共通してみられる.骨内脂肪塞栓は局所の血管内凝固機能に影響し,骨壊死の原因となる3相の血栓形成過程を惹起すると考えられる.この骨内で形成された血栓が骨外にまで波及し,外側骨端動脈の閉塞がおこるとき,部分的な骨頭壊死がおこり,さらに血栓形成がすすみ内側大腿回旋動脈まで閉塞されると,より広範囲の骨頭全体の壊死がおこると推論できる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.