Japanese
English
誌上シンポジウム パーキンソン病と疼痛
—パーキンソン病と慢性疼痛—病態メカニズムと対策について
Parkinson's Disease and Chronic Pain. A Comprehensive Review of Pathomechanisms and Treatments
西岡 健弥
1
,
服部 信孝
1
Kenya NISHIOKA
1
,
Nobutaka HATTORI
1
1順天堂大学医学部脳神経内科
1Department of Neurology, Juntendo University of Medicine, Juntendo University Hospital
キーワード:
パーキンソン病
,
Parkinson's disease
,
慢性痛
,
chronic pain
,
オフペイン
,
off pain
Keyword:
パーキンソン病
,
Parkinson's disease
,
慢性痛
,
chronic pain
,
オフペイン
,
off pain
pp.825-828
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200898
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近年,パーキンソン病と慢性の痛みとの関連について,多くの知見が得られている.パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで2番目に多い神経変性疾患であり,高齢化社会に伴い患者数は増加している.約30〜50%程度に慢性の痛みは合併し,頻度的にも多い.ドパミンの内服加療の切れ目に出現するoff painと呼ばれるものや,特有の姿勢異常に起因する.パーキンソン病の慢性の痛みの特性について理解し,適切に対応できることは,患者の生活の質を上げるために重要といえる.
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