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Rinsho Seikei Geka Volume 52, Issue 2 （February 2017）

臨床整形外科 52巻2号（2017年2月発行）

Japanese English

誌上シンポジウムリバース型人工肩関節手術でわかったこと

肩関節機能再建におけるリバース型人工肩関節の位置づけ Role of Reverse Shoulder Arthroplasty in Reconstruction of Shoulder Function 玉井和哉 ^1,2 , 吉川勝久 ^1,2 , 富沢一生 ^1,2 , 山口雄史 ^1,2 Kazuya TAMAI ^1,2 , Katsuhisa YOSHIKAWA ^1,2 , Kazuo TOMIZAWA ^1,2 , Yuji YAMAGUCHI ^1,2 ¹獨協医科大学病院リウマチセンター ²獨協医科大学医学部医学科整形外科学 ¹Center of Rheumatic Disease, Dokkyo Medical University Hospital ²Department of Orthopaedic Surgery, Dokkyo Medical University School of Medicine キーワード：肩関節機能再建 , reconstruction of shoulder function , リバース型人工肩関節 , reverse shoulder arthroplasty , 腱板断裂関節症 , cuff tear arthropathy Keyword: 肩関節機能再建 , reconstruction of shoulder function , リバース型人工肩関節 , reverse shoulder arthroplasty , 腱板断裂関節症 , cuff tear arthropathy pp.113-118

発行日 2017年2月25日 Published Date 2017/2/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200740

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参考文献 Reference

　リバース型人工肩関節(RSA)の適応とされている病態について，RSAに代わり得る治療法を検討した．偽性麻痺を伴う腱板断裂関節症はRSAの最もよい適応であるが，これに代わり得る術式として，小径人工骨頭置換術と肩甲下筋腱移行術の組み合わせがある．偽性麻痺を伴う広範囲腱板断裂においてRSAに代わり得る術式は，自家大腿筋膜を用いる上方関節包再建術である．関節リウマチでは，腱板が不良であっても解剖学的人工肩関節(TSA)を考慮する余地がある．高齢者の3パート，4パート骨折新鮮例に対して一次的にRSAが行われる傾向があるが，重要なポイントを押さえれば人工骨頭置換術で良好な成績が得られる可能性がある．